コラム

Column

2016.4.22

骨格ボディメイクって?

「骨格ボディメイク」と聞くとどんな印象がありますか?
骨格っていうくらいだから、骨が関係するよね?
骨のボディメイクって、整体のこと?
 
どちらも合っています。
が一般的に「整体」と言うと、どちらかと言えば「手技療法」というイメージが一般的かもしれませんね。
 
Ennで行なっている骨格ボディメイクは、「身体の骨格ラインを整える」ためのエクササイズを行っています。
なので、エクササイズで身体を整える=整体と捉えていただくこともできます。
 
 
そしてもう一つ疑問を持たれることの一つに、
「骨格をエクササイズで整えられるんですか?」
という質問を時折頂きます。
 
 
確かにエクササイズ=運動(トレーニング)は、
・身体を動かして筋肉を鍛え、身体を引き締める
・運動することで脂肪燃焼させダイエットをする
・運動=スポーツ
といったイメージを持たれている方には、
 
骨格(歪み)とエクササイズ(運動)が一致しないようです。
 
 
ところが、筋肉は骨格に付着していて、筋肉は関節を動かします。
そして筋肉は一つの関節に一つのみではなく、多数の筋肉によって動かせるため、
筋肉の動かし方、使い方によっては、関節の歪みを引き起こしてしまいます。
 
ですので、適切に筋肉を動かすということは、関節で起きている歪み(骨格の歪み)を改善できる可能性が高くなるわけです。
 
 
ということで、骨格ボディメイク=エクササイズによって骨格ラインが整う
という公式が成り立ちます。
 
 
続きは、歪みを矯正して貰えば骨格ライン整いますよね?


2016.4.22

歪みを矯正して貰えば骨格ライン整いますよね?

 
「矯正しても歪みがすぐに戻るのはどうしてでしょうか?」
 
このようなご質問をお受けすることがありますが、
前回の記事をもう一度復習してみるとその答えが少し分かると思います。
 
先ずは身体の構造についてお伝えします。
 
骨の上に筋肉が付着していて、筋肉が動くと骨同士のつなぎ目である関節は動きます。
例えば分かりやすい例でいうと、「背骨の歪み」という表現はよく聞くと思います。
 
背骨の歪みと姿勢は関係しますので、姿勢の歪みは背骨が歪んでいるからと言われることもあります。
 
背骨は、背骨だけが勝手に歪むわけではなく、
その周囲に付着している筋肉の状態にも変化が起き歪んできます。
(筋肉の状態により歪むとも言えます)
 
背骨は頸椎(首)で7個、胸椎(胸)で12個、腰椎(腰)で5個、その他に仙骨尾骨があり、それをまとめて「脊柱(背骨)」と呼んでいます。
 
背骨の周りにはたくさんの筋肉が付着をしていて、
背骨が歪むと周囲の筋肉の長さに左右差が出たりします。
 
また背中側と胸側の筋肉の長さにも前後差が出たりしてくるのですね。
 
その為背骨の歪みを矯正しても、筋肉の長さの変化が起きてこないと、背骨の歪みは一時的に良くなっても、持続性に掛けてしまうわけです。
 
ですので筋肉への刺激や活性化など、歪みが取れた(良い状態)状態での持続性を作るために、エクササイズが必要になってくるんですね。
 
 
これは背骨だけではなく、例えばO脚やX脚なども同じで、股関節や膝関節など脚の関節にまとわりついている筋肉の左右差や前後差などが関係してきますので、やはり良い状態を保つ(持続性)には、筋肉へのアプローチは行っておくことが望ましいのです。
 
 
矯正された後は、ぜひエクササイズをして持続性を保てるようされてみてください。
 
次回は、もう少し踏み込んで身体の構造についてお伝えします。
 
 


2016.4.22

エクササイズをすると姿勢が良くなる理由って?

 
さて前回の記事では、
骨の歪みを整えて貰った後はそのままにせず、エクササイズで持続性を保てるようにしましょう。
 
とお話をしました。
 
そこには「姿勢(骨格ライン)」と「筋肉」の深~い関係があるからです。
 
今回はその理由についてお話を進めていきます。
 
 
良い姿勢とはどうゆう状態でしょうか?
解剖学的に言うと、骨の配列がニュートラルになっていること。
ニュートラル=中立、すなわち、どこの関節にも負担なく、そして筋肉に余計なエネルギーが掛からず、身体が楽に最小の力で立てる状態を言います。
 
ニュートラル(骨格ラインが正しい状態)であると、
静止立位では、骨格だけで崩れずにいられると言いますが、
私たちは静止立位だけで生活しているわけではありませんよね。
 
人間である限り、「動作」を必ず伴い生活をしています。
 
となると、骨格の配列が整っている状態だけでは、完全な良い姿勢とは言えず、
動作が伴っても痛みなく、身体が楽に動かせるような姿が理想とされます。
 
 
では、「動作」とは何でしょう。
私たちが動作をする際は、必ず関節が動きます。
関節とは、肘もそうですし、首もそうですし、腰もそうです。
股関節も膝や足首も関節ですね。
 
ありとあらゆるところ、動くところには関節があります。
 
その関節が理想通りに動く場合と、本当は動くはずの関節が動かなかったらどうでしょう。
本来動くはずの関節が固まると、動く関節がその代わりを担います。
 
一見、代替をしてくれる関節があるなら良さそうな気もしますね。
ところが、毎日が動作の連続。
数えることなどできないほどの量と時間を動いています。
 
そうなるといくら代わりをしてくれる優しい関節であっても、
動くはずの関節が動かないばかりに、日々その代わりを担い続ければ、
いずれ疲れが生じ、場合によっては痛みへと、そうでなくても歪みへと変わっていきます。
 
ですので、「関節が適切に動く」というのは、姿勢を保ち続ける上でとても大切なポイントになります。
 
 
もう一つ、その土台として、骨格が整って動く前に、支える機能というものが身体には必要になります。
関節が適切に動くためにも、その関節を支えてくれる筋肉がその役割をしてくれることで、身体は支えられ続け、そしてよりダイナミックに動作を伴うことができるわけですね。
 
 
まとめると良い姿勢を作る上でのポイントは、
骨格が正しい位置(配列)になること
関節が適切な可動域で動くこと
筋肉で支えること
 
という3つの要素を満たすことが最も大切です。
 
骨格ボディメイクはこれら3つの要素をまとめて満たすボディメイク法になっています。
 
次回につづく。 
 


2016.4.23

支える筋肉が大切って?

 
姿勢を綺麗にするポイントは、
・骨の配列(骨格ライン)が正しくあること(解剖学視点においても)
・関節が適切な可動域で動かせること
・筋肉によって支えられていること
 
と前回の記事で書きました。
 
では、筋肉が支えるってどうゆうことか、を具体的にお伝えします。
 
筋肉で身体を支えている、と何となくイメージが着く方もいると思います。
けれども全ての筋肉が身体を支えているわけではなく、無数にある筋肉も「支えること」や「動かすこと」、「関節がズレないようにネジを閉めること」と得意分野があると思ってください。
 
 
とすると、静止立位では、「ネジ閉め役」と「支える役」が主に働いてくれていますが、その時は「動かす役」は休憩してくれています。
 
けれども「ネジ閉め役」と「支える役」が適切に働いていない場合、身体が倒れては大変と、「動かす役」が頑張って支えてくれているんですね。
 
ここで一つ疑問が生まれます。
 
「動かす役」が働いてくれているんだから、いいんじゃないの?
と思うかもしれません。
 
確かに誰が支えてもいいような気もします。
ですが、「動かす役」の筋肉は表層にある筋達で、幾つかの関節をまたいでいたり、長い筋肉なので、特に「ネジ閉め」には適さない筋肉達なんですね。
 
ネジが閉まっていなければ、その関節はズレます。
ズレれば関節は歪みます。
動作をすれば尚のこと。
 
 
という風に、筋肉でも得意不得意があると思っていただければ良いです。
私たち生活を送るうえでの特徴(性質)と似ていますね^^
 
というわけで、動く動物だからこそ、骨格ラインだけで例え支えられても、動いたときに身体が崩れてしまっては、元も子もないということがわかると思います。
 
そしてそれは、それぞれの筋肉達の役割を果たせるように教育していくことが望ましくなります。
 
美姿勢はこのように作られていきます。
 
 

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